北大開示文書研究会のシンポジウム・出前講座

先住権なき「アイヌ新法」と
「アイヌ遺骨返還手続き」を問いなおす

2019年6月15日

シンポジウムin東京/先住権なき「アイヌ新法」と「アイヌ遺骨返還手続き」を問いなおす

2019年4月19日、国会で「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」が成立しました。アイヌを初めて法的に「先住民族」と認めたものの、国際常識の「先住権」回復にはきわめて消極的で、格差に苦しむアイヌたちが長らく求めてきた生活支援や教育支援施策も先送りになりました。日本国家による先住民族支配/管理の歴史を直視して課題を共有すべく、このシンポジウムを開催します。


【日時】2019年6月15日(土) 13:30~16:30 開場13:00

【会場】明治学院大学白金キャンパス本館2階1201教室
〒108-8636 東京都港区白金台1-2-37  アクセス地図

【入場料】無料(資料代500円)
※学生・明治学院大学関係者は資料も無料です。


Intro-film

「ホシッパアンナ 先祖の魂 故郷へ還る」
五十嵐貴博監督作品、2018年、27分

Part 1 Presentations 

  1. アイヌ新法の歴史的要求と日本社会の犯罪的無関心
    上村英明さん 恵泉女学園大学教授、市民外交センター代表、『新・先住民族の「近代史」』(法律文化社)著者
  2. アイヌ民族の歴史を逆行させるアイヌ新法
    榎森進さん 東北学院大学名誉教授、『アイヌ民族の歴史』(草風館)著者
  3. 先住権としての遺骨返還
    市川守弘さん アイヌ遺骨返還訴訟弁護団長、『アイヌの法的地位と国の不正義』(寿郎社)著者

Part 2 Discussion

パネリスト 

新井かおりさん C.R.A.C. NORTH

宇梶静江さん 古布絵作家、アイヌ文化伝承者

葛野次雄さん コタンの会副代表

清水裕二さん コタンの会代表、北大開示文書研究会共同代表

殿平善彦さん 北大開示文書研究会共同代表

詳しくはチラシをご覧ください。


【主催】コタンの会、北大開示文書研究会

【後援】関東ウタリ会、少数民族懇談会、日本宗教者平和協議会 、日本国民救援会北海道本部、日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センター、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)

【お問い合わせ】北大開示文書研究会 TEL/FAX0164-43-0128
〒077-0032 北海道留萌市宮園町3-39-8 三浦忠雄方(事務局)

【当日の問い合わせ】明治学院大学国際平和研究所 TEL03-5421-5652


(参考資料)

内閣府「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律案」閣議決定(法案、関連文書)2019年2月15日

アイヌ政策推進会議「大学の保管するアイヌ遺骨等の出土地域への返還手続に関するガイドライン」(全文、PDF)2018年12月26日