ラポロアイヌネイションが提起したサケ捕獲権確認請求訴訟控訴審の第1回法廷が2025年3月18日午後3時から、札幌高等裁判所で開かれます。
裁判終了後、記者会見と裁判報告会を予定しています。どなたでもご参加いただけます。
会場は北海道高教組センター4F大会議室(札幌市中央区南大通西12丁目)です。
ラポロアイヌネイションのサケ捕獲権確認請求訴訟で、札幌地方裁判所は2024年4月18日、次の判決を下しました。
主文
- (1)本件訴えのうち水産資源保護法28条が原告の別紙漁業権目録記載の漁業に関する限り無効であることの確認を求める訴えを棄却する。
- (2)原告のその余の請求を棄却する。
- (3)訴訟費用は原告の負担とする。
札幌地裁の判決文(PDF 21.4MB)
原告はこの判決を不服として2024年4月25日、札幌高等裁判所に控訴しました。
TOPICS
ラポロアイヌネイションのサケ捕獲権確認請求訴訟控訴理由書を公開しました。(2025/01/04)
ラポロアイヌネイションのサケ捕獲権確認請求訴訟で、申惠丰・青山学院大学法学部教授が札幌地裁に提出した「意見書」(2022年8月)を公開しました。(2024/12/27)
「博物館におけるアイヌの人々の遺骨及びその副葬品の保管状況に関する調査の調査票」(文部科学省開示文書・2019年6月21日開示決定)を公開しました(2023/10/01)
Raporo Ainu Nation’s lawsuit over indigenous fishing rights: Statement of Opinion of Mr. Kouki Nagane (Chairman, Raporo Ainu Nation) (March 4, 2021 / March 8, 2022)
Raporo Ainu Nation’s lawsuit over indigenous fishing rights: Statement of Opinion of Mr. Masaki Sashima (December 17, 2020 / March 8, 2022)
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- 2024年1月発売
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つながろう、たたかう世界の先住民!
- 発行
- ラポロアイヌネイション/北大開示文書研究会
- 北海道大学先住民・文化的多様性研究グローバルステーション(GSI)
- かりん舎:発売 定価1980円+税
- 10冊以上のまとめ買いは、定価の2割引きで販売します。こちらから
北大開示文書研究会のサイトへようこそ
北海道(日本の近代)には、かねて「アイヌ墓地発掘問題」が存在することをご存知でありましょう。明治時代より戦後に至るまで、北海道はもとより、樺太、千島においても、人骨の発掘と収集が行なわれてきました。その多くは北海道大学医学部の主導で行なわれました。1000体余りの御遺骨は、長く北大医学部に保存されてきましたが、アイヌやアイヌ協会などの抗議や要請があって、北大構内に「アイヌ納骨堂」が建立され、収蔵されております。
しかし発掘をめぐる経緯や真相が明らかにされたとは言えない状況にあります。遺骨の今後をどうするのかも問題があると言わねばなりません。また、発掘に伴い多くの副葬品が出土したはずですが、その多くの行方が分からなくなっているようです。
アイヌ民族の小川隆吉さんは、北海道大学に「アイヌ墓地発掘問題」に関わる文書の開示を求め、交渉を続けてきました。アイヌ人骨・副葬品問題の今日の状況をみなさまにお伝えし、ともにお考えいただきたく、このサイトを開設します。
2011年12月18日