ラポロアイヌネイションと文書研のオンライン連続学習会
Chapter 7 台湾原住民族の先住権:森と海の資源利用を中心に
終了しました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。
▶ とき 2023年2月19日(日)14:00〜16:35
▶ 参加無料
▶ 日本語によるスピーチです。
プログラム
14:00 | 開会のごあいさつ
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14:05 | 報告「脱植民地化と民主化:台湾先住権のあゆみ」 |
講師 許 仁碩さん | |
シュ・ジェンシュオ 北海道大学メディア・コミュニケーション研究院助教。台湾出身、博士(法学)。2020年に北海道大学法学研究科博士後期課程修了、同研究科助教を経て、2022年より現職。先住民権運動も含め、東アジアの市民社会と人権運動を研究している。論文にFrom martial law to Sunflower: the evolution of Taiwan's student movement、共著書にPolicing the Police in Asia: Police Oversight in Japan, Hong Kong, and Taiwan。台湾人権促進会理事(台湾)、東アジア市民ネットワーク事務局、北大開示文書研究会会員。 https://researchmap.jp/hsujenshuo |
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14:25 | 報告「台湾先住民森林産物採集権利の発展と現状:刑事立法と裁判を中心に」 |
講師 范 耕維さん | |
ハン・コウイ 台湾国立東華大学法学部助教授。法学博士。台湾国立台湾大学法学研究科修士、日本一橋大学大学院法学研究科法学博士、2020年から現職。刑事法と司法行為研究を専攻し、現在、刑事手続における台湾先住民憲法権利の保障、先住民被告人に対する量刑現状をテーマとして研究している。「先住民被告人の弁護権内容と制度に対する考察」(2021)、「先住民文化がみえる刑事裁判制度:実証研究に基づく刑事政策分析」(2022)など多数の論文を発表した。 https://sys.ndhu.edu.tw/RD/TeacherTreasury/tlist.aspx?tcher=13109 |
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15:15 | 報告「台湾原住民・タオ族の伝統的な海域における自然資源権利と法規制の衝突と調整」 |
講師 王 毓正さん | |
ワン・ユーチェン 成功大学法律学科准教授・原住民族学生資源センター主任。ドイツのヴュルツブルク大学法律学博士。専門は環境法、行政法、原住民族法。元・国家海洋研究院海洋政策及び文化センター主任。台湾の原住民文化の研究では、主にタオ族の海洋文化と法律に集中。台湾司法院803号大法官解釈(原住民族狩猟事件)専門鑑定人を担当。原住民族法についての論文、「憲法における台湾原住民の漁業と狩猟権の法理根拠と含意 - 野生生物保護法および銃、弾薬、ナイフの管理に関する規則の関連条項の合憲性についても議論」と「タオ族の伝統的な海域自主管理と国家法律の衝突と調整」。 https://researchoutput.ncku.edu.tw/zh/persons/yu-cheng-wang |
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16:05 | 質疑応答
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16:20 | コメント 差間正樹さん(ラポロアイヌネイション会長) |
さしま・まさき 1950年、浦幌町生まれ。北海道大学水産学部卒業。有限会社差間漁業部(浦幌町)代表。前・浦幌町議会議員、元・北海道アイヌ協会監事。会長を務めるラポロアイヌネイションは2020年、アイヌ集団として初めて、国・北海道に対するサケ捕獲権確認請求訴訟を札幌地裁に提起した。共著書に『アイヌの遺骨はコタンの土へ』(緑風出版)、またラポロアイヌネイション名義の『サーモンピープル アイヌのサケ捕獲権回復をめざして』(かりん舎)がある。
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16:30 | 閉会のごあいさつ |
主催 ラポロアイヌネイション/北大開示文書研究会
お問い合わせ TEL/FAX 0164-43-0128(三浦忠雄)