北大開示文書研究会のシンポジウム・出前講座

出前講座「アイヌの遺骨はアイヌのもとへ」 in 浦幌

浦幌アイヌ協会(差間正樹会長)は2014年5月、遺骨返還を求めて北海道大学を提訴しました。この問題に絡んで、団体として北海道大学を提訴するのは、浦幌アイヌ協会が初めてです。北海道大学「北海道大学医学部アイヌ人骨収蔵経緯に関する調査報告書」(2013年)収録のリストによれば、同大学医学部が浦幌町内で発掘・収集したアイヌ遺骨は計64体。うち63体は医学部解剖学第二講座が1934年(昭和9年)10月27日から31日の5日間に、同町愛牛地区で「解剖学研究資料収集のため、旧墓地を発掘」したとされ、うちわけは、性別不明の子どもが14人、成人女性12人(1人は推定)、成人男性14人(4人は推定)、性別不明の成人が23人。北大によって個人特定の可能性があるとされているのは、このうち子ども一人の頭骨だけです。また1935年に同町十勝太地区で頭骨1体(性別、年齢、収集の経緯など一切不明)が収集されています。(北大開示文書研究会)

終了しました。講演内容を音声でお聞きいただけます。

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  • 講演1 差間正樹さん(浦幌アイヌ協会会長、アイヌ遺骨返還訴訟原告)
  • 「私たちは地元で先祖の骨を慰霊したい」
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  • 講演2 植木哲也さん(苫小牧駒澤大学国際文化学部教授)
  • 「だれが何のために遺骨を集めたのか」
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  • 講演3 市川守弘さん(弁護士、アイヌ遺骨返還訴訟弁護団)
  • 「白老への遺骨集約は違憲……閣議決定を切る」
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  • 質疑応答

プレスリリース(2014年10月1日づけ)