出前講座「アイヌの遺骨はアイヌのもとへ」 in 浦幌
- 日時:2014年10月11日(土曜)午後3時~5時30分
- 会場:浦幌町商工会コスミックホール
- 浦幌町字本町100番地(浦幌駅前) 電話015-576-3034
浦幌アイヌ協会(差間正樹会長)は2014年5月、遺骨返還を求めて北海道大学を提訴しました。この問題に絡んで、団体として北海道大学を提訴するのは、浦幌アイヌ協会が初めてです。北海道大学「北海道大学医学部アイヌ人骨収蔵経緯に関する調査報告書」(2013年)収録のリストによれば、同大学医学部が浦幌町内で発掘・収集したアイヌ遺骨は計64体。うち63体は医学部解剖学第二講座が1934年(昭和9年)10月27日から31日の5日間に、同町愛牛地区で「解剖学研究資料収集のため、旧墓地を発掘」したとされ、うちわけは、性別不明の子どもが14人、成人女性12人(1人は推定)、成人男性14人(4人は推定)、性別不明の成人が23人。北大によって個人特定の可能性があるとされているのは、このうち子ども一人の頭骨だけです。また1935年に同町十勝太地区で頭骨1体(性別、年齢、収集の経緯など一切不明)が収集されています。(北大開示文書研究会)
終了しました。講演内容を音声でお聞きいただけます。